こんにちは。
KIRIKA Weddingsのえみです。
日台カップルさんからよくご質問をいただくのが、
「台湾の結婚式ってどうですか?」というもの。
結婚式という言葉のとらえ方もさまざまですが、
今回は、台湾の挙式についてお話していきたいと思います。
台湾の挙式ってどこでやるの?
教会だったり、ガーデンウエディングもありますが、
一般的には、新郎新婦さまの自宅で行われます。
自宅のリビングや祭壇、お部屋など、家全体が会場に。
両家親族や新郎新婦さまのご友人など、たくさんの人が家を出入りすることになりますよ。
日本人にはわからない日時決め
普段からお世話になっている先生によき日を占ってもらいます。
指定の先生がいない場合も、結婚式という一大イベントでは、
知人に紹介してもらうなどして占ってもらう人(台湾のご両親)もいます。
特に占いの必要がない場合も、吉日カレンダーを見て、
日本でいう大安に結婚式を選ばれる方が多いです。
どんな風にやるの?
一連の流れは以下のとおりです。
1. お参り(新郎側)
祭壇に向かってお参り。
2. お迎え
新婦をお迎えに出発。6台の車を準備するのが一般的。
3. 爆竹
新婦宅付近で爆竹を鳴らす。爆竹は、お祝いや邪気を払う意味。
4. 新婦宅到着
お盆に果物をのせた男の子が新郎さまのもとへ。
紅包を子どもに渡し、新婦さま宅に入る。
5. 新郎の挑戦
新郎さまがブーケをもって新婦さまをむかえに行く
その間、新郎さまはさまざまな問題をクリアしないと新婦さまに会えない!
6. 新郎新婦対面
新郎さまが新婦さまにブーケを渡す。言葉があるとさらにグッド♡
7. 新婦両親へ挨拶
新郎新婦さまはお参りをし、新婦さまは両親に別れを告げる。
新郎さまは、両親に向かって一言添えるとグッド!二人で一礼。
8. 家を出る
新婦さまはお世話係の人に竹籠か黒い傘をさしてもらい、車へ移動。
9. 出発
男の子が扇子をのせたお盆を新婦さまに渡す。紅包を男の子に渡す。
10. 水をまく
新婦さまが乗車したのち、新婦さまのお母さまが水あるいは
お米をまわりにまく。
11. 扇子
車が動き出すと、新婦さまは手に持った扇子を窓から外に捨てる。
12. 爆竹
新婦さま宅から新郎さま宅へ道のりで爆竹を鳴らす。
13. 新郎宅到着
お盆に果物をのせた子どもが新郎新婦さまを迎える。
新婦さまは果物を触り、子どもに紅包を送る。
14. 下車
お世話係の人が新婦さまに竹籠、もしくは、黒い傘をさし、新婦さまが下車。
15. 新郎宅へ
新婦さまは、敷居を踏まずに家の敷地に入る。
16. 火鉢と瓦
家の中へ入る前に、新婦さまは、火鉢を超え、瓦を割る。
17. 新婦紹介
新婦さまを家族に紹介。
18. お茶
新婦さまが新郎さまのご親族にお茶をふるまう。
19. お参り
参拝をし、新郎新婦さまは部屋へむかう。
20. デザート
新郎新婦は、甜湯(紅白もちの入った甘い汁もの)を食べさせ合う。
まとめ
日本とは全く異なる台湾の挙式。
挙式が自宅で行われること自体、今の日本人にとっては驚きじゃありませんか?!
昔ながらの挙式スタイルは、各家庭や地域によって少しずつやり方は異なります。
使用するものや流れには、細かく意味付けがされていているのも興味深いです。
複雑でちょっと面倒とも感じられる台湾の挙式ですが、
台湾の風習やご家族の意見にじっくり耳を傾け、
台湾だからこその挙式をたのしむことができたら最高ですよね!
日台カップルさんが台湾で素敵な結婚式の思い出を作れることを祈っています!